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【技術は技術に殺される】ホンダの早期退職制度の記事を見て思ったこと。

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技術力も時代や流行によってその価値が失われます。

ホンダの早期退職制度のニュース

・ホンダが55〜63歳の正社員を対象に早期退職者を募集

・国内従業員の約5%にあたる2000人以上が応募

・電気自動車の開発加速などのため、技術者などを世代交代

 

もはや当たり前となった大手企業の早期退職ニュース。

「希望者」という名目だが、実質リストラの要素が強いだろう。

 

今回の場合は、ガソリン車が売れなくなってくる(きた)から

古い技術しか持っていない高齢技術者を削減し、

きたるべき電気自動車の時代を見据え、

新時代の技術を身につけてきた若手に注力するためであろう。

 

早期退職となる方も、自動車関連の技術を身につけておけば

一生食いっぱぐれることはないとか思っていたはずだろうから

時代の流れとは残酷なものである。

 

「まさか自分がこんなことになるなんて・・・」

プライドもあるだろうし、心中お察し致します。

 

 

技術は技術に殺される

僕もこれまで技術者というほどの仕事ではないが、

いわゆる「手に職」っぽい仕事をしてきた。

 

例えば、20代前半のときに印刷工程をPC上で行う

DTPを学び仕事としていた(2000年〜ごろ)

 

その会社で求人募集を行ったとき、とあるおじさんが面接にきた。

面接のやりとりがチラッと聞こえてきたのだが、

どうやらそのおじさん、もとは印刷工場で働いていたらしい。

印刷技術の職人だったようだ。

 

だが、DTPという技術が発達したことにより

昔ながらの工程で印刷を行ってきた工場は仕事がなくなり

つぶれてしまったようだ。

 

そのころ、世の中にはDTP関連の求人が山ほどあった。

(経験者募集ではなく、未経験でも応募できるようなもの)

僕もこの技術があれば一生食いっぱぐれることはないと思っていた。

 

しかし、このおじさんの話を聞き、

「今の技術は、新しい技術に殺されるんだ」

と直感した。

 

案の定、DTP関連の求人はその後一気に減少した。

誰でも簡単にそれなりのことができるようになり、

業界内で働ける人数が飽和状態になったからだろう。

 

あと、DTPの技術がなくなったわけではないが、

WEB関連の求人が代わりに爆発的に増えたのだった。

 

もちろんWEB関連の仕事も飽和状態となり、

特殊な技術を持った人が働くにも関わらず、

一般事務と対して変わらない給与で働かされることとなる。

 

いや、当時は今よりブラック全開の時代だったので、

サービス残業で死ぬほど働かされるWEBデザイナーより

定時で帰れる一般事務の方が圧倒的に恵まれていたかもしれない。

(僕も20代は残業まみれでした)

 

他にも映像業界でも働いたが、ビデオカメラも昔は瞬時にピントを

合わせる技術や手ブレしない撮影技術が必要だったが、

今では全て機械側がフォローしてくれるので、

初心者でもそれなりに撮れるようになってしまった。

 

長い年月、死ぬほど努力して身につけた技術が、

あっという間にその価値を失うこともあるのです。

 

努力の方向性を間違うと、大変なことになります。

 

 

(ちなみにおじさんは不採用でした)

 

 

大切なことは変化と進化

いまさら言うことでもないが、

もはや「一生ものの技術」なんてものはほぼないのかもしれない。

昔と違って、今は技術の進歩が早すぎる。

 

やはり、時代の先を読む力と現状に満足せず、

次々と新しい技術を吸収していく努力と柔軟さを持っていなければ、

今現在のトップクリエイターも明日は我が身である。

 

今いる業界がこれからも存続しても、

今いる会社がこれからも存続するかはわからない。

 

今いる会社がこれからも存続しても、

今の自分がこれからも存続できるかはわからない。

 

「自分はこれからも大丈夫だ」

なんて変な自信は持たずに、進化していくことこそ大切なのだろう。

ねえ、ダーウィンさん。

 

 

まとめ

と、「俺はわかっている」風なことを書いたけど、

結局ドロップアウトした側になってしまったので、

人生なるようになってしまうのである。

 

昔は「目の前に落とし穴があるのがわかっているのに

何の対策もしないやつなんてバカだろ」とか思っていたが、

僕もまんまと綺麗に落ちてしまいました。

 

意外と穴の中は快適だったりするのだが、

這い上がる意思すら失った人間は、

もう一生その穴の中で暮らしていくことになるんだろうな。

 

現実世界に蜘蛛の糸はないのである。