【無職の法要】右肩の激痛の原因をお坊さんのお話から知ることとなる無職
23年前の出来事
当時高校生だった僕は、なかなかお風呂から出てこない祖父の様子を見に行った。
脱衣所のドアを開けると、そこには裸のまま倒れている祖父がいた。
(おそらくヒートショックというやつであろう)
急いで家族にそれを知らせ、救急車に運ばれて行った祖父であったが、そのまま帰らぬ人となってしまった。ちなみにショックを受けた僕はその直後に寝込んだ。人が亡くなるタイミングに初めて出会った瞬間であった(人生でまだこの一回きりである)
そして時は現在に移り、実家に戻ってきて一週間のタイミングで祖父の23回忌法要が行われた。じいちゃんが僕を連れ戻したのだろうか。
お坊さんのお話
お経が終わると、お坊さんが閻魔様の話をしてきた。
「閻魔様は死者を裁くとき、どうやってその人のこれまでの人生を把握すると思いますか?」※ちょっと違う言い方をしていが、だいたいこんなニュアンス
その答えは、人間は生まれてきたときに右肩と左肩にその人間の行いを閻魔様に知らせる神様?がすでに宿っているらしいのだ。
右肩にはその人の悪い行いを知らせる神様が、左肩には良い行いを知らせる神様がいるらしい。
その神様が定期的に報告を行い、閻魔様はいわゆる閻魔帳に記録をしているようだ。
そうした話の中で、一つギクリとした話があった。
人間年を取ってくると肩の痛みが出ることがあるが、それは肩に貯まったこれまでの行いが原因らしい。右肩に痛みが出てきた人は、悪い行いが貯まっているとか。
僕は一ヶ月ほど前、右肩に信じられないくらいの激痛を発症したのである。
朝起きられないほどの激痛
肩というか背中に近い肩付近なのだが、ちょっと筋肉を動かしただけで悲鳴をあげるほどの刺すような痛みに襲われ始めたのだ。
朝が一番ひどく、起きようとして体を動かすと「ズキッ!!!」か「ビキッ!!!」かは忘れたがシャレにならない痛みが襲い、体を動かすことができないのだ。
どうしようか考えた末、仰向けの状態から少しずつうつ伏せの状態に体を回転させ(その途中にも何度も悲鳴をあげる)ヒザを曲げて何とか起き上がることができた。たかが起き上がるだけに30分ほどかかった。起き上がったあともジンジンと痛い。
整形外科に行ってレントゲンを撮ったが異常はなし。
別の病院でMRIもやったが異常はなかった。
異常がないのにこの痛みがくるのが異常に思えた。
とりあえず痛み止めをもらい、10日ほどで痛みが引いていった。
毎朝起きるたびに地獄がやってくるので、二度と経験したくない出来事である。
どんだけ悪いことが貯まっているのか
この経験とお坊さんの話がリンクしたのである。
僕は宗教とか呪い的なやつとかは基本信じていないが、あまりにどんぴしゃなタイミングだったのでドキッとした。
やはり無職とはとんでもなく罪深い存在なのであろうか。
無職前からも清廉潔白とした生き方ではもちろんなかった。
死後、閻魔様にめちゃくちゃにシバかれるのであろうか。
痛みが来る前日、パチスロの設定6くさいのを朝から掴み、久しぶりに10時間くらい回してしまったことが原因の気もするが、無職のくせにパチスロなんてやってること自体が地獄に落ちる行いな気もする。
人生全ては日頃の行いの積み重ね。
清く正しい無職を目指そうと思った。